最新の3号を除き、タイトルは早稲田大学リポジトリへのリンクとなっています。リンク先では論文をPDF形式で読むことができます。
第34号(2025年3月31日発行)
- 吉田 健二「香川県伊吹島方言の疑問文イントネーション 自発発話による記述のこころみ」
- 湯浅 千映子「学部留学生の要約文に見る「抜き書き」の実態 初年次アカデミック・ライティングの「要約力」育成に向けて」
- 馬 之濤「自著紹介『『日本国考略』からみた室町時代の日本語音』」
- 坂本 惠「自著紹介『日本語教師が知りたい 敬語と待遇コミュニケーション』」
- 笹原 宏之「自著紹介『知る人ぞ知る方言漢字128』」
- 遠藤 織枝「自著紹介『寿岳章子 女と ことばと 憲法と』」
- 石黒 圭「自著紹介『言語学者も知らない謎な日本語 -研究者の父、大学生の娘に若者言葉を学ぶ-』」
第33号(2024年3月31日発行)
- 高 天楽「「名詞+ノ+名詞」構造が同格になる条件について」
- 吉田 健二・鵜飼 奈穂「演技音声における非言語情報の制御 『天空の城ラピュタ』シータの少女像と王女像」
- 松木 正恵「自著紹介『複合辞研究 その成り立ちと広がり』」
- 石黒 圭「自著紹介『ていねいな文章大全 -日本語の「伝わらない」を解決する108のヒント』」
- 笹原 宏之「自著紹介『方言漢字事典』」
第32号(2022年3月31日発行)
- 高梨 信博「杉本つとむ先生のお仕事」
- 鄭 柄ミン「仮定と状況 -「する」系・「なる」系複合条件表現を中心に-」
- 太田 陽子「自著紹介『超基礎 日本語教育のための日本語学』」
- 森山 卓郎・久賀 朝「自著紹介『あいまい・ぼんやり語辞典』」
- 笹原 宏之「自著紹介『画数が夥しい漢字121』」
第31号(2021年3月31日発行)
- 森山 卓郎「「早稲田大学日本語学会設立60周年記念シンポジウム」を終えて -早稲田の日本語研究のこれから-」
- 加藤 大鶴「音声・音韻」
- 澤崎 文「文字・表記 -早稲田の日本語研究のこれから-」
- 池上 尚「語彙 -語彙研究の展望-」
- 渡邉 由貴「文法 -早稲田の日本語研究のこれから-」
- 石出 靖雄「文章・談話・文体」
- 澤田 淳「待遇表現 -敬語の意味と運用の問題を中心に-」
- 呉 慶霞「特立のとりたて副詞「特に」の位置付けと意味用法 -とりたて副詞と程度副詞・叙法副詞・とりたて助詞の関係も視野に入れて-」
- 劉 志毅「能動態・受動態の交替と連体修飾節構造の類型」
- 杉本 つとむ「近代日本語探究と蘭語学の提唱」
第30号(2021年3月31日発行)
- 上野 和昭「『早稲田日本語研究』第30号によせて」
- 澤崎 文「文学学術院における日本語研究の10年 -卒論・修論・博論を振り返る-」
- 松木 正恵「教育・総合科学学術院における日本語研究の10年 -卒論/修論・博論を振り返る-」
- 笹原 宏之「社会科学研究科・社会科学部における日本語研究」
- 蒲谷 宏「日本語教育研究科における日本語研究」
- 石川 創「『早稲田日本語研究』創刊号から第29号までを振り返って」
- 桶谷 潤「新聞社説における提題表現に関する日英対照研究 -提題表現から見た段落・パラグラフ考-」
- 久賀 朝「「広告引用」の特性について -品詞性の問題を中⼼に-」
- 中津 陽菜「三重県旧南勢町における形容詞アクセント」
- 山本 早紀「音楽分野における用語「嬰」の史的変遷」
- 杉本 つとむ「『運歩色葉集』批判 -『易林本節用集』と関連して-」
第29号(2020年3月31日発行)
- 劉 羅麟「中国語成都・重慶方言話者によるナ行音・ラ行音の知覚混同 -子音・母音・音環境に着目して-」
- 姚 瑶「中国人学習者における感動詞の習得状況に関する考察」
- 中津 陽菜「三重県度会郡旧南勢町における二拍名詞第4・5類の合同状況」
第28号(2019年3月31日発行)
- 苅宿 紀子「談話における後置現象の枠組み」
- 銭谷 真人「人情本の序文における仮名字体 -その装飾性について-」
- 山田 里奈「近世後期江戸語における<行く・来る>の謙譲語 -「うかがう」「あがる」「さんず」「まいる」-」
第27号(2018年3月31日発行)
- 呂 妍「程度副詞の意味解釈に関する音声的特徴について-「ちょっと」を中心に-」
- 三谷 彩華「日本語学の論文要旨の文章構造類型-要旨における本文の要素の使用傾向-」
- 張 未未「日本語母語場面と接触場面における雑談の話題展開の方法」
- 小宮 千鶴子「留学生のための物理の基礎的専門語」
- 山口 佳也「「のだ」の文の用法」
- 田中 啓行「人文学系講義の談話の「話段」の構造-言語形態的指標とスライドの切り替えを中心に-」
第26号(2017年3月31日)
- 渡邉 由貴「BCCWJ国語教科書データにおける複合辞の学年別使用状況-国語教育での指導の可能性-」
- 青木 優子「賛否を述べる形式と自由記述の意見文の比較-日本人大学生と韓国人学習者の意見文における「文章型」」
- 桐澤 絵里奈「日本語母語話者の雑談における接続表現の出現傾向」
第25号(2016年3月31日発行)
- 増地 ひとみ「日用品のパッケージにおける非標準的なカタカナ表記-表記の「流通」を中心に-」
- 李 址遠「言語形式の待遇的価値と談話の「待遇度」-言語形式に基づく談話分析のための新たな枠組みの提案-」
- シャルコ アンナ「音訳地名の表記における漢字の表意性について-ロシアの国名漢字表記を例として-」
第24号(2015年3月31日発行)
- 石川 創「感動詞の「別語」認定をめぐる問題について」
- 増地 ひとみ「テレビCMの文字情報における文字種の選択-CMジャンルと語用論的要素に注目して-」
- 銭谷 真人「近代作家の自筆原稿における仮名自体-手書きに残った異体仮名について-」
第23号(2014年3月31日発行)
- 湯浅 千映子「ネットのニュース記事における見出しの機能 -Yahooトピックスを用いて-」
- 山岡 華菜子「淡路島方言アクセントにおける二拍名詞 -第4・5類の合同傾向-」
- 渡辺 由貴「帝国議会会議録における文末思考動詞」
- 澤崎 文「漢字万葉仮名交じり表記に見える音仮名と訓仮名の区別意識について」
- 森野 崇「磯部佳宏君の思い出」
- 松木 正恵「追悼 小林賢次先生」
- 小宮 千鶴子「留学生のための経済の基礎的専門語」
第22号(2013年3月31日発行)
- 李 婷「メタ言語表現の「文脈展開機能」」
- 増地 ひとみ「テレビ番組の文字情報における文字種の選択 -番組のジャンルと語用論的要素に注目して-」
- 田所 希佳子「初対面会話教育における重要項目の選定に関する考察 -母語話者・非母語話者に対する意識調査から-」
第21号(2012年3月31日発行)
- 山田 里奈「「いらっしゃる」系拡大の様相 -江戸後期から明治20年まで-」
- 成 明珍「日中韓三国の化学専門用語について-漢字・漢語使用上の特徴を中心に-」
- 仁 麗潔「話し言葉における「~てさしあげる」に関する考察 -映画・テレビドラマの使用例と母語話者への調査に基づいて-」
- 馬 之濤「『日本考略』に見るガ行音について」
- 伊能 裕晃「講義理解の手がかりとしての接続表現 -受講ノートの分析による-」
- 池上 尚「嗅覚表現名詞カ・ニホヒの史的変遷 -その交替に着目して-」
- ゲオルギエバ ベロニカ「活動の真正性によって学習者のパフォーマンスは異なるか -主格をマークする「は」と「が」の使用を例に-」
第20号(2011年3月31日発行)
- 渡辺 由貴「中世における文末表現「と思ふ」と「と存ず」」
- 徳間 晴美「日本語学習者の敬語コミュニケーション観の変容過程に関する事例研究」
- 苅宿 紀子「談話におけるヲ格無助詞文の述語に関する考察」
- 市村 太郎「副詞「だいぶ」について -近世語を中心に-」
- 藤城 浩子「文末のノダにおける「規定性」と「承前性」」
- 宋 永彬「分かりやすい専門用語づくりへの可能性」
- 佐藤 栄作「聞こえない音、見えない文字、気づかないことばのきまり -教育における「正しい」日本語と教育で伝えたい日本語-」
- 大坂 朋史「助詞「が」の表す格と判断 -統語論・意味論・論用論の各段階における機能-」
- 信森 あづさ「意見文における連体修飾節の提題表現の非明示」
- 松木 正恵「【質疑応答の概要とまとめ】」
- 松木 正恵「『早稲田日本語研究』創刊20周年記念シンポジウム「”正しい”日本語と現実の日本語-日本語研究の面白さ-」 【開催趣旨】」
- 金水 敏「日本語史とは何か -言語を階層的な資源と見る立場から-」
- 笠 万裕美「「動詞否定形+ヨ・バイ・ゾ」形式による禁止表現 -福岡県における使用状況および禁止表現体系上の位置づけ-」
第19号(2010年3月31日発行)
- 木原 郁子「「話し合い」の談話における提案と提案理由の展開」
- 石川 創「あいづちとの比較によるフィラーの機能分析」
- 銭谷 真人「明治中期の小説における仮名字体および仮名文字遣い : 活版印刷における字体の統一について」
- 小宮 千鶴子「留学生のための経済の専門連語の選定 : 中学「公民」・高校「現代社会」の教科書を資料に」
- 王 慧雋「「使役表現」の形式と表現機能の類型について」
- 寅丸 真澄「講義の談話におけるメタ言語表現の機能」
第18号(2009年3月31日発行)
- 川上 郁雄「年少者日本語教育における「支援」と「連携」を考える視点とは何か : JSLバンドスケールを用いた実践研究をもとに」
- 市村 太郎「近世後期における副詞「まことに」の意味・用法」
- 照山 法元「日本語教育における複合動詞「~出す」の学習語彙の選定」
- 大野 敬代「日本語母語話者と学習者の目上への「ほめ」のあり方 : アンケート調査の結果からみえる両者の配慮」
- 朴 恵煐「尾括型論説文の要約文における「文段」の連接関係」
- 田中 啓行「受講ノートの文の認定と文末文体」
第17号(2008年3月31日発行)
- 木村 寛子「エッセイにみる「おかしみ」の要素 : 土屋賢二の作品を例にして」
- 饗場 淳子「意味分野の観点から見た土居光知「基礎日本語」 : 「体の類」の語を中心に」
- 蒲谷 宏「「待遇コミュニケーション」における「敬語」の捉え方」
- 河内 彩香「講義と雑談の談話における提題表現の比較」
- 福島 恵美子「ビジネス関係者のスピーチレベルシフトの要因について : 初対面二者の会話から」
- 山口 佳也「「ことだろう」の文について」
- 小林 賢次「オソロシ(恐)とコハシ(怖・強) : 狂言台本における様相」
- 小西 円「「(の)ではないか」類の出現形と使用環境の関連について」
- 伊藤 由希子「話題・親疎関係と「配慮」の関わり : 現代大学生の言語意識調査に基づく「嘘」と「本音」」
- 宮澤 太聡「文の連接関係の指標としてのノダの機能」
第16号(2007年3月31日発行)
- 大野 敬代「「ほめ意図表現」の枠組みと機能」
- 喜古 容子「片仮名の表現効果 : 戦後の小説を資料に」
- 永井 悦子「女子用往来物における漢字使用の実態と傾向」
- 石出 靖雄「漱石中期作品の表現 : 『それから』 の語り手の特徴」
- 楊 敏「「自己表出表現」における日中対照 : 間接的言語行為を中心として」
- 上野 左絵「近世後期江戸語資料における動詞「似る」」
- 渡辺 由貴「「と思う」による文末表現の展開」
- 岩淵 匡「字種と『常用構詞字典』」
- 保田 祥「外界認識としての意味 : 対象の有無による名詞の用例比較」
第15号(2006年3月31日発行)
- 荻野 真友子「糸魚川市根知谷における方言語形とその変化について : 「蛇の抜け殻」「かわにな」「たにし」を例に」
- 小林 由紀「文章中の現場指示的な指示語の用法について : 随筆中の「この」を中心に」
- 中村 明「随感ゆりかごの小沼丹」
- 宇都宮 陽子「「~(さ)せていただく」の「行動の許可者」に関する考察 : 「行動展開表現」と「理解要請表現」の観点から」
- 水藤 新子「幸田文「鳩」の文体 : 間接的に感情を表す感覚表現に注目して」
- 高木 美嘉「行動を促す会話の展開構造の分析」
- 加藤 大鶴「玉篇・切韻系韻書を典拠とする『医心方』の反切注文について」
- 高野 敦志「芥川龍之介の小説に見られる視点の重層性 : 「羅生門」「蜘蛛の糸」「報恩記」において」
第14号(2005年9月30日発行)
- 高梨 信博「近世節用集の〈両点〉について」
- 秋永 一枝「『東京弁辞典』覚え書」
- 李 慈鎬「『増補訂正英和字彙』における造語成分「者」」
- 佐藤 栄作「国語辞書と出典本文のゆれ : 『坊っちゃん』の場合」
- 木村 義之「新聞語辞典の改訂をめぐって」
- 山下 喜代「日本語学習のための辞書 : 「漢語接辞用法辞典」の構想」
- 田鍋 桂子「大槻文彦著『東京須覧具』と『日本辞書言海』」
- 鄭 炫赫「『落葉集』の字音仮名遣い」
- 久島 茂「「言葉」と「名前」 : 国語辞書の意味記述」
- 山口 純礼「『塵袋』『壒嚢鈔』所引の『和名類聚抄』」
第13号(2005年3月31日発行)
- 小宮 千鶴子「日本語教育のための経済の専門連語 : 概論教科書と新聞の比較を中心に」
- 安部 達雄「漫才における「ボケ」の質的特徴と形態的特徴」
- 山本 千津子「店員による商品の「勧め」に関する談話展開について」
- 中川 秀太「字音形態素「同」と照応」
- 澤田 淳「授受構文における否定性・アスペクト性の「浸透現象」」
- 丁 允英「文末に否定表現を伴う副詞について」
第12号(2004年3月31日発行)
- 永谷 直子「「関連づけ」を担う形式の分析 : 「わけだ」の連文的機能を考察する」
- 川上 郁雄「年少者日本語教育実践の観点 : 「個別化」「文脈化」「統合化」」
- 李 慈鎬「『附音挿圖英和字彙』の二字訳語における『英華字典』の影響」
- 三原 裕子「後期咄本における「ます」の命令形「ませ」と「まし」の交替現象」
第11号(2003年3月31日発行)
- 木村 寛子「おかしみを生む言語表現とその理解 : 漫才を資料として」
- 蒲谷 宏「シンポジウム「これからの日本語研究」の開催趣旨」
- 川口 義一「「文脈化」による応用日本語研究 : 文法項目の提出順再考」
- 鄭 炫赫「キリシタン版国字本宗教書における和語の仮名遣い」
- 小宮 千鶴子「連語の研究 : 表現教育への広がり」
- 松木 正恵「文法研究 : 単文から複文、そして文章・談話へ」
- 高木 美嘉「会話における待遇の方法 : 依頼者はどうやって意図を実現しようとするのか」
第10号(2002年3月31日発行)
- 坂本 惠「「敬意表現」研究の意義と方法」
- 石綿 敏雄「日本語の主語は文末にあるのか」
- 永谷 直子「「わけだ」に関する一考察 : 「わけ」の相対性に着目して」
- 遠藤 織枝「戦時中ラジオドラマ台本にみる話しことばの性差」
- 朴 海煥「「詳不詳」を表す形容詞述語文の文型と用法」
- 森野 崇「〈特立〉を行う「こそ」の変容をめぐって」
- 杉本 つとむ「国語学はいかに小説・劇に寄与しうるか」
- 佐藤 栄作「アクセント型の許容からみる伊吹島アクセントの3式 : 伊吹島と観音寺の中学生の比較」
- 関 綾子「おかしみの生成における言語操作の構造 : 漫才を資料として」
- 石黒 圭「日本語母語話者の連文の予測能力の実態」
- 趙 英姫「近代漢語副用語の出現形態と使用場面との関連性」
- 本橋 幸康「ピッチの変動について: 音声教材『羅生門』の分析から」
- 孫 琦「中国語の形容詞に対応する日本語表現の特徴」
第9号(2001年3月31日発行)
- 新城 直樹「換喩と提喩の説明概念について」
- 野村 雅昭「明治期落語速記の語彙構造」
- 岡部 悦子「口頭発表場面における敬語の機能 : 日本語母語話者と日本語学習者との比較から」
- 牲川 波都季「富岡多惠子の詩表現とその思想 : 小説への転換理由を視野に入れて」
第8号(2000年3月31日発行)
- 石出 靖雄「文末表現の文体に対する影響 : 漱石『三四郎』における「ている」「ていた」文末の場合」
- 鄭 炫赫「依拠本との関係からみた『天草版平家物語』の口訳方針 : 形容詞を中心に」
- 松木 正恵「連体修飾節のとらえ方 : 序説」
- 森田 良行「自他両用動詞から自他同形動詞へ」
- 中村 亘「「ようだ」「らしい」「そうだ」をめぐって : 事態の捉え方の違いという視点から」
第7号(1999年3月31日発行)
- 岩淵 匡「表外字使用に見られる一現象について」
- 秋永 一枝「アクセント史からの提言」
- 寺田 智美「明治期落語速記にみえる指定表現の体系について」
- 加藤 大鶴「首都圏における外来語平板アクセントと馴染み度」
- 黒川 美紀子「話し手聞き手二者行動要求表現 : いわゆる「勧誘表現」について」
- 宮崎 里司「接触場面でのコミュニケーション調整とそのディスコースパターン : 自己マーク自己調整を中心として」
第6号(1998年3月31日発行)
- 石黒 圭「逆接の予測 : 予測の読みの一側面」
- 田村 夏紀「観智院本『類聚名義抄』と『龍龕手鑑』における漢字字体の記載の比較 : 異体字が連続して記される形式について」
- 川口 義一「待遇表現としての「ご挨拶」について」
- 桑山 俊彦「「~をそむく」「~にそむく」をめぐって」
- 高梨 信博「未紹介の近世節用集の二、三について : 近世節用集目録の作成をめざして」
第5号(1997年3月31日発行)
- 今野 真二「慶應義塾図書館蔵『横笛物語』の表記をめぐって : かなづかいの枠組みを考える」
- 鄭 夏俊「「か」疑問文における「か」の省略について」
- 松木 正恵「「見る」の文法化 : 「てみると」「てみれば」「てみたら」を例として」
- 宮田 公治「動詞との共起関係からみた人間名詞と身体名詞 : 「太朗がふるえる」と「太朗の足がふるえる」」
- 朴 海煥「〔感情〕を表す形容詞述語文の構造」
第4号(1996年3月31日発行)
- 本多 久美子「希求をめぐる状態遷移について」
- 大島 悦子「「複合動詞」構成要素間の関係性について : 『源氏物語』における「複合動詞」の場合」
- 飯間 浩明「「夜の寝覚」における形容詞の並立」
- 蒲谷 宏「「狭義敬語」の分類」
- 水野 惠子「説経祭文『三庄太夫』の敬語ゴザル・ゴザリマスについて」
第3号(1995年3月31日発行)
- 岩淵 匡「『浮雲』にあらわれた漢字について」
- 上野 和昭「統合と類推 : 中世後期以降の京都における形容詞アクセント体系についての一考察」
- 加藤 薫「原因・理由を受けない「だから」 : 「だから」の主体的側面の突出」
- 朴 海煥「〔関係〕を表す形容詞術語文の構造」
- 杉本 つとむ「〈異体字研究〉と『干禄字書』補訂表」
第2号(1994年3月25日発行)
- 鄭 夏俊「日本語における意志表現とモダリティ」
- 本多 久美子「「ニ」 : その文法機能について」
- 今野 真二「「俳諧」連歌のかなづかい : かなづかいにおける「正風」と「俳諧」と」
- 杉本 つとむ「〈異体字研究〉と『干禄字書』」
第1号(1993年3月25日発行)
- 今野 真二「音韻資料としての大山祗神社連歌 : 四つがなについて」
- 細川 英雄「形容詞の主観性について : 対象内容による形容詞の分類とその位置づけ」
- 上野 和昭「名目鈔の声点標示について」
- 坂本 清恵「契沖の声点注記について」
- 杉本 つとむ「創刊の辞」
- 山下 喜代「日本語教科書における「接辞的漢語」」